アロー秋田は、手作り自転車メーカー、アロー・トレイディングのフランチャイズ1号店として平成15年にオープンした。
アローの自転車の特徴は、まずそのスリムなボディーである。洗練されたシンプルなデザインは、乗り手と時代を選ぶことはない。また、高品質の国内製部品を使用しているほか、欧米で主流のフット・ブレーキ(ペダルを逆回転させ止める)の採用により、確かなグリッピングを実現している。「初めての方は大体とまどいます。けれども、一度乗ってコツをつかめばとても快適。もちろん、心配な方にはオプションでハンド・ブレーキも用意しています。」とのことだ。
そして、乗り心地の良さにも驚かされる。その秘密は、すべての部品を熟練した職人が一つひとつ丁寧に手作りで製作していることにある。まさに乗り手のことを一番に考えた一生モノと呼べる一品である。
当社を経営する佐々木さんは28歳。若いが、自転車に対する想いは人一倍。「何事にもスピードが求められる社会の中で、スローな日常・感情で活動するライフスタイルの一つがアローの自転車であればうれしい」と語る。
店内には、アローの代表的モデル「ヤマジン」などがディスプレイされており、試乗もさせてくれる。実際の購入は、基本となるボディーフレーム、ボディーカラー、ハンドル形をオーダーし、必要なオプションを選択する。価格は大人用で55,000円〜60,000円、子供用で30,000円と決して安くはないが、期待を裏切ることのない出来に満足の声が寄せられている。
特に、子供用はプレゼントとしてもよろこばれ、子供と一緒に組立までも行う顧客もいるという。このほか当店では、自転車の廃材を利用したアイテムなども扱っている。
スリムで軽量なボディーの中に、乗り手を想う気持ちがこもった自転車に、あなたも一度逢いに行ってはいかがだろうか。
|
|