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新しいお酒の在り方を提案します 秋田県ワイン協議会

 秋田県ワイン協議会は、平成13年10月に開催された「秋田県地ビール・ワインサミット」で提案され、平成14年3月7日に設立されました。本協議会の会員には、果実栽培やワイン醸造に携わる技術者だけでなく、消費者と直接向き合える酒販業者も含まれており、アルコール飲料の市場状況等の情報を基に、意見を交わしながら果実栽培および醸造技術の向上とワイン品質の向上を目指して活動して参りました。
 本協議会はこれまで、著名な先生をお呼びして講演会を開催し、会員各社の技術力の向上に努めて参りました。第一回目は、講師に池田町ブドウ・ブドウ酒研究所の 中林司氏を講師にお招きして、池田町の町づくりから十勝ワインをブランド化するまでの経緯や苦難等をお話し頂きました。製造技術面の講演会では、メルシャン株式会社の 花牟礼研一氏をお迎えして、最先端のワイン醸造技術とこれからの方針を講演して頂き、独立行政法人酒類総合研究所の 後藤奈美氏からは、ワイン醸造技術の基礎やこれからの地ワインの在り方を教授して頂きました。
 また、秋田市のアトリオンを会場とした「秋田県地ビール・ワインフェア」は、市民の皆様から評論を頂き、ワイン品質向上の参考にさせて頂きました。県の総合食品研究所で開催した「県産ワインの合同官能検査会」には、株式会社北海道西友の 黒川文利氏 をお招きし、ソムリエの専門的な目線で県産ワインを評価して頂き、食事における位置付けと今後の展開を教えて頂きました。

秋田県ワイン協議会 会長 大井 永吉

秋田県ワイン協議会 会長 
(株式会社秋田県酒類卸 代表取締役社長)

大井 永吉
 事務局があります総合食品研究所では、本協議会の意見交換を基に、新品種ブドウを使ったワインの開発や、県産ワインの発展的商品の開発を行っております。最近では、ハンガリーの大学と共同でホワイトブランデーの研究を行い、本研究会の企業と共同で県産初のホワイトブランデーの開発に成功しました。
 このように本協議会は、会員各社が交流を深める中枢となり、県産ワインの発展をサポートし続けて参ります。そして、秋田の新しいお酒の在り方を提案していきたいと考えております。
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