タイトル-プラザ通信
「未来ものづくり産業担い手合宿研修」開催報告
 財団法人あきた企業活性化センターは、去る平成19年9月14日(金)〜15日(土)の2日間にわたって、自社の技術を活用しながら付加価値の高い技術や製品を生み出すことのできる人材を育成するため、平成19年度技術マネジメント(MOT)短期集中講座として「未来ものづくり産業担い手合宿研修会」を開催いたしました。研修には、県内製造業や大学などの研究機関の方々など約20名が参加し、昨年度の内容を発展させた、技術を活かした経営戦略の立案演習などに積極的に参加しました。

【1日目】
MOTとイノベーション/東北大学講師 浜田良樹
MOT実践企業による講演/小林工業株式会社取締役 吉原敏郎
MOTの考え方のポイント/秋田県立大学教授 三品勉
グループディスカッション1 事例研究/東北大講師 浜田良樹
交流会

【2日目】
グループディスカッション2 経営戦略の検討・立案
グループディスカッション3 各グループからの発表と講師講評

小林工業株式会社のMOT
 昭和27年創業。従業員数244人。粉末成形金型、インジェクション金型、プラスチックマグネット金型、粉末成形プレス、フェライト、セラミックス、希土類加工を主な事業内容とする。2001年にビジネスモデルを作成、超硬工具業界にターゲットを絞る。開発専門の組織は持たず、その都度プロジェクトチームを編成し製品の開発に当たっている。
 過去に、先行企業と同等品を作る技術はあることからスライサー、エアスピンドルを開発販売するが、ネームバリュー不足や実績不足から成功しなかった。これらの経験から、「人まねするな」と気付く。3段多軸プレスを開発できる企業を探しているユーザーと出会い、粉末プレス業界で先手がとれると、開発に着手し成功。その際、未保有技術だったソフト開発の技術者教育を「公的機関を利用」し秋田県工業技術センターに依頼。さらに、開発費がかさむことが分かると、「補助金を利用」。その他、「8割の自社保有技術+2割の未保有技術」「複眼的技術者を養成せよ」「特許を軽視するな」などが、同社の技術経営のポイント。現在もダイレクトドライブ方式CNC粉末成形プレスなどの開発に取り組んでいる。

お問い合わせ先 財団法人あきた企業活性化センター産学連携推進グループ
TEL.018-860-5624 FAX.018-860-5704

地域資源活用の本県における地域支援事務局が、(財)あきた企業活性化センターに!
 国では本年度、地域経済の活性化のため、地域の強みとなり得る産地の技術、農林水産物、観光資源等の地域資源を活用して新商品・新サービスの開発等に取り組む中小企業に対し、税制・金融面をはじめとする総合的な支援を行う「中小企業地域資源活用プログラム」を創設しております。
 このプログラムの一環として、事業の構想段階の相談から商品開発、販路開拓等のアドバイス、ノウハウ提供などにより事業化まで一貫したハンズオン支援を行うため、独立行政法人中小企業基盤整備機構が国の委託を受けて全国10ヶ所に「地域資源活用支援事務局」(東北は仙台)を設置しております。
 あきた企業活性化センターでは、中小機構の委託を受けて、秋田県内における地域支援事務局として、県内中小企業からの相談受付、事業計画の策定支援、中小機構の支援事務局への案件取次等を行います。是非、お気軽に御相談ください。
プログラムの詳細は「J-Net21地域資源活用チャンネル」をご覧ください。
 http://j-net21.smrj.go.jp/expand/shigen/
『Bic-AKITA』7月号(vol.312)の特集コーナーでも地域資源活用促進法の概要をご紹介しております。
 http://www.bic-akita.or.jp/magazine/

御相談・お問い合わせ先 財団法人あきた企業活性化センター 営業統括グループ
〒010-8572 秋田市山王3-1-1 県庁第2庁舎2階 TEL.018-860-5610 FAX.018-860-5704

「事業承継と友好的M&A」開催のお知らせ
 企業の事業継承と、それを通した地域再生の可能性を探るM&Aセミナー「事業承継と友好的M&A〜上手な会社の買い方・売り方〜」が開催されます。
 中小零細企業のM&Aの成約までの流れや手続き、手法、法律上の問題点、成約事例、営業権の評価方法、企業価値の評価方法、報酬表、事業承継新法案などを分かり易くご説明いたします。

日 時
平成19年10月17日(水)午後2:00〜午後4:30
場 所
ホテルメトロポリタン秋田
〒010-0001 秋田市中通七丁目1番2号
主 催
北林会計事務所・株式会社経営再構築プラン
後 援
秋田県中小企業団体中央会・財団法人あきた企業活性化センター
講 師
【M&A投資家】
(株)スタッフサービス・インベストメント 取締役事業投資本部長 瀬川 勲
【M&A専門家】
(株)経営再構築プラン 代表取締役・税理士 小山久義
【北林会計事務所】
公認会計士・税理士 北林孝雄
参加料
5,000円(同じ団体から複数名のお申し込みの場合は2人目以降3,000円)

詳細・お申し込み先 北林会計事務所
秋田市山王2丁目6-25 TEL.018-865-4543 FAX.018-865-4529
※ホームページからお申し込み用紙をダウンロードしていただけます。
http://www.tkmanagement.co.jp/

創業準備支援室入居者募集のお知らせ
 財団法人あきた企業活性化センター創業準備支援室の入居者を募集しています。
 創業を志している方、準備している方を対象として、ビジネスプランの策定や情報収集のためのデスクワーク用スペース(秋田県庁第2庁舎3階)を提供し、インキュベーション・マネジャーによる個別面談や、先輩企業の視察などの創業支援を行っています。興味のある方は、是非ご相談ください。

入居要件
:創業に関する構想を持っていること、創業の意欲が高いと認められること、創業準備支援室の使用が必要と認められること。その他詳細はお問い合わせください。
入居期間
:6ヶ月間 但し、必要が認められる場合は、さらに6ヶ月まで延長可能です。
入居利用料
:6000円/月 保証金・敷金は不要です。電気料等は負担していただきます。

8ブース
同じように創業を志す方たちが同室で、良い刺激となります。
■秋田県庁第2庁舎3階創業支援室&創業準備支援室の見取り図

秋田県庁第2庁舎1階に、インキュベーション施設の紹介パネルを設置しました!
 創業支援室に入居している企業の概要をパネルでご紹介しております。秋田にもこんなことやってる企業があるんだ!と感心していただけることと思います。第2庁舎にいらした際には足を止めてご覧になってください。

入居のお申し込み・お問い合わせ先 財団法人あきた企業活性化センター 営業統括グループ
TEL.018-860-5610 FAX.018-860-5704
あきた起業家道場ホームページ http://www.bic-akita.or.jp/kigyouka/

「とうほく自動車関連技術展示商談会」開催報告
 あきた自動車関連産業振興協議会が参加するとうほく自動車産業集積連携会議は、去る平成19年9月3日(月)、4日(火)、刈谷市産業振興センター(愛知県刈谷市)において、東北地方の自動車関連企業約90社による展示商談会を開催いたしました。
 秋田県からは、11社、2機関が出展し、中京地区の自動車関連企業等と多くの面談を持ちました。期間中、2,299人もの来場があり、東北地方の技術力、生産力に対する期待を感じる展示商談会となりました。また、会場には東北6県の知事らが揃い、デンソー、アイシン精機、豊田通商、関東自動車工業などのトヨタ関連会社のトップらに展示企業を直接説明する場面も見られました。


お問い合わせ先 財団法人あきた企業活性化センター事業推進グループ販路拡大推進担当
TEL.018-860-5622 FAX.018-860-5612

「首都圏発注情報報告会」開催報告
 (財)あきた企業活性化センターは、県内企業へ首都圏等の発注情報を提供し活発な受発注取引を支援するため、去る平成19年9月13日(木)、東京都において「首都圏発注情報報告会」を開催いたしました。秋田県からの参加のほか、県内誘致企業や、秋田に本社を置く企業の首都圏営業所などから計33社、約40名が参加し、当センター広域専門アドバイザー3名の4月から8月末までの訪問等報告に熱心に耳を傾けたほか、より具体的な個別の発注案件について面談を持つ姿が見られました。
 当センター販路拡大推進担当では受発注の支援を随時行っております。各種報告会、商談会への参加を希望される企業は、是非ご登録ください。
音川健アドバイザー
 同行訪問10回。あっせん延べ35件。活況を呈しているのは航空機・自動車関連。特に海外展開している企業に勢いがある。国内発注は、短納期、小ロット、特殊技術という特徴が見られる。
櫻田絹代アドバイザー
 同行訪問15社、うち図面提示・見積依頼7社。訪問企業の2割が新規企業。関東に拠点を持つ企業への発注検討が多い。自社製品・技術の広報として、ホームページの充実も重要になっている。
渡辺進一アドバイザー
 訪問延べ78社。原子力発電機器関連、建設機械(鉱山機械)関連、ロボット関連の3分野は、今後3〜5年は忙しい状況が続く見通し。自動車関連は、独自の文化が受注の障壁となっているケースも。

お問い合わせ先 財団法人あきた企業活性化センター 事業推進グループ 販路拡大推進担当
TEL.018-860-5623 FAX.018-860-5612
※登録はホームページからも承ります。http://www.bic-akita.or.jp/sangyou/

大学コンソーシアムあきた社会人講座「経営とデザイン」開講のお知らせ
 ものづくりやサービス、デザインの各分野の企業経営者や企画開発担当者、企業を支援する団体の担当者を対象に、経営資源としてのデザインの有効性について実践的に学ぶ講座が開かれます。

講 師
秋田公立美術工芸短期大学 産業デザイン学科 五十嵐 潤 教授
時 間
午後6:30〜8:00(90分間)
会 場
カレッジプラザ
受講料
2,000円

	講義名	内 容	開講日
第1回	総論:経営とデザイン	中小企業におけるデザインの有効性	平成19年10月24日(水)
第2回	企業における商品企画・開発(1)	商品開発プロセス、デザインとマーケティング	平成19年11月7日(水)
第3回	企業における商品企画・開発(2)	企業シーズの展開と市場ニーズの把握	平成19年11月21日(水)
第4回	中小企業へのデザイン導入について	商品差別化戦略としてのデザイン	平成19年12月5日(水)
第5回	まとめ:ディスカッション	経営とデザインについて受講者との討議・意見交換	平成19年12月19日(水)

お申し込み・お問い合わせ先 カレッジプラザ 秋田市中通2-1-51 明徳館ビル2階
TEL.018-825-5455 FAX.018-836-5388
※大学コンソーシアムあきたHPからもお申し込みいただけます。http://www.consortium-akita.jp

専門家無料相談窓口開催中
 (財)あきた企業活性化センターでは、事業を営まれている方、これから事業を起こそうと考えている方の、課題・問題・疑問にお答えするため、専門家による無料相談を開設しております。

10月の開催日程
弁護士	10月9日・23日(火曜日)	商法、民法、民事訴訟法等 企業間のトラブル、労使間のトラブル等についてお答えします。
司法書士	10月2日・16日(火曜日)	商業登記法、不動産登記法等 会社の設立手続き、法人登記、役員の変更登記、商業登記法、不動産登記法、少額の訴訟に関する事項等、事業用不動産の取得等の手続きや費用等についてお答えします。
税理士	10月4日・18日(木曜日)	所得税法、法人税法、消費税法、会計業務等 税の申告方法、控除、経費適用や特例等についてお答えします。
行政書士	10月3日・17日(水曜日)	行政手続き、契約書の作成等 許認可申請手続き、各種契約書、融資申込書類の作成等についてお答えします。
社会保険労務士	10月24日・18日(木曜日)	労働基準法、労災保険法、雇用保険法、健康保険法、厚生年金法等 人事管理、労務管理、就業規則の制定、労災・雇用保険への加入手続き、費用負担等についてお答えします。

ご相談は予約制です。希望する開催日の1週間前までにお申し込みください。
開催時間:午後1時〜午後4時
場所:(財)あきた企業活性化センター相談コーナー

お問い合わせ・お申し込み先 財団法人あきた企業活性化センター 営業統括グループ
〒010-8572 秋田市山王3-1-1 県庁第2庁舎 
TEL.018-860-5621 FAX.018-860-5704 URL http://www.bic-akita.or.jp/
(2007年10月 vol.315)