タイトル-特集1
あきた目利き倶楽部
 財団法人あきた企業活性化センターは、新しいアイデアや技術をより効果的に商品化し販路を開拓するお手伝いをする「あきた目利き倶楽部」事業を行っております。今号の特集では、この「あきた目利き倶楽部」の概要や利用方法、利用者の事例などを皆様にご紹介したいと思います。
 初めてこの言葉を聞かれた方もいらっしゃると思いますが、少しでも興味を持たれた方、もっとよく知りたい、利用できるか相談したいと思われた方は、お気軽に担当までご相談ください。

Q 皆さん「あきた目利き倶楽部」をご存知ですか?
 初めて聞いた方はもちろん、聞いたことはあるが詳しくはわからない方、既に利用されている方にも、もっと「あきた目利き倶楽部」のことを知っていただきたいのです。
Q どんなメリットがあるの?
@自社の製品について各方面の専門家(目利き委員)から評価を受けられます。
A販売戦略について各方面の専門家(目利き委員)からアドバイスを受けられます。
B県や当センターなどの各種支援策をご紹介いたします。
Q これまでどんな実績があるの?
 参加企業ご自身の参加後の積極的な取組によるところが大きい事業ですが、「新しい販路が見つかった」、「大都市圏で販路が開拓できた」、「自分の思い込みだけの商売を見直すきっかけになった」など、たくさんの反響をいただいております。(後ろのページに、ご参加頂いた企業の成功例を紹介しております。)
Q 今まで何社くらい参加しているの?
 平成16年度にスタートし、現在(平成19年9月末)まで33社(34件)から参加申し込みがあります。
参加のメリット
・「参加費無料」で自社製品等の市場性について評価を受けられます。
・販売戦略等に対するアドバイスを受けられます。
・内容に応じて、県や当センターなどの各種支援策をご紹介いたします。
参加申込方法
「あきた目利き倶楽部参加申込書」にご記入いただき、あきた企業活性化センターに提出してください。様式は当センターホームページよりダウンロードできます。
http://www.bic-akita.or.jp/  トップページ「お知らせ」をご覧ください。
申込書の作成・提出に当たっては、事前に担当あてに電話などで直接ご相談ください。
お問い合わせ先
(財)あきた企業活性化センター 販路拡大推進担当 臼木・奥山
〒010-8572 秋田市山王3丁目1-1 秋田県庁第2庁舎2F
TEL018-860-5623 FAX018-860-5612
Email usuki@bic-akita.or.jp
URL http://www.bic-akita.or.jp/
あきた目利き倶楽部利用者の声(アンケート一部抜粋)
アンケート調査内容
 調査期間:平成19年8月1日〜20日
 対象企業:27社(利用企業から事業動向を考慮し対象を選定)
 回答企業:15社(回答率55.6%)
◎参加したことで業況に変化はありましたか?
◎業況にプラスとなりましたか?
「はい」と回答された方のうち
プラス作用
◇案件に応じて業務提携アドバイザー等情報活用事業などの利用ができます◇
参加後
◎アドバイザー事業を活用なされましたか?
◎活用により成果を得ることができましたか?
「はい」と回答された方のうち
成果あり
【目利き倶楽部に参加したことによる具体的な変化について】
利益率が上がり、新企画したものが伸びている。
首都圏でも仕事ができるようになり利益率が上がったため、減収しても増益できる体質になった。
目利き倶楽部のアドバイザーの方々のご指導により会社の進路を見極められた。

【業務提携アドバイザー等情報活用事業で得られた具体的な成果について】
首都圏のお客様とのつながりを強化できた。
特許の商品単価の設定と付加価値の工夫の方向性をアドバイスしてもらった。。

あきた目利き倶楽部利用者の事例紹介
株式会社 デジタル・ウント・メア
〒013-0043
横手市安田字向田202 アクト・ライズ2F
TEL.0182-33-5060 FAX.0182-33-5180
http://www.und-meer.com/
 個人認証システムである顔面認証パッケージ「フェイス・メトリックス」にて目利き倶楽部に参加しました。倶楽部にて競合他社との差別化が課題である等のアドバイスを受け、製品の販売戦略を練り直すことに。その間、目利き委員の支援を受けることで、大手企業との継続的な取引に結びつきました。最近では、倶楽部参加製品の「フェイス・メトリックス」を利用した新商品の開発も進んでおり、目利き倶楽部を出発点として事業拡大が図られた好事例の1つといえます。
株式会社 木彩屋
〒012-0121
雄勝郡稲川町大舘字下平城209
TEL.0183-42-2175 FAX.0183-42-4617
 漆面への「レーザー沈金技法」で目利き倶楽部に参加しました。販路が限られている分野であるため、どこまで既存のマーケットに食い込めるか、また新規顧客の開拓が出来るかが課題である等のアドバイスを受けました。その後、業務提携アドバイザー等情報活用事業によるアドバイザーの支援を受けることで、関西方面への販路拡大の足がかりを得ました。独自の販路開拓もでき、今後の取引拡大が期待されます。
「弘法大師直筆般若心経」
「沈金彩色弘法大師」
有限会社 長谷山建築工業
〒015-0211
由利本荘市東由利老方字後田62-6
TEL.0184-69-3311 FAX.0184-69-2227
http://www.h2.dion.ne.jp/~hase_t/
 もともと建設会社でしたが、あるきっかけで木製歩行器を製作することとなり、目利き倶楽部に参加しました。倶楽部にて営業体制の整備が急務である等のアドバイスを受け、それを活かすとともに、業務提携アドバイザー等情報活用事業によるアドバイザーの支援を受け、介護福祉機器レンタル大手企業との取引につながりました。成功の要因は、先方の改良要求に丁寧な対応を繰り返してきた熱意と努力の賜物であり、今後ますますの事業拡大が期待されます。
あきた目利き倶楽部の流れ
あきた企業活性化センターへ相談
あきた目利き倶楽部への申請要件等確認
あきた目利き倶楽部参加申込
あきた目利き倶楽部による市場性評価
商品完成度高い	発展途上
アドバイザーによる販路開拓支援
アドバイザーによる製品改良のアドバイス、販売戦略の見直し支援等
首都圏企業等とのマッチング
あきた目利き倶楽部の募集にあたって
手続きについて
申込書・資料を提出いただき、事前審査をいたします。
事前審査において、申請までの経緯やご希望の支援メニュー等を確認させていただくことがあります。
申請の趣旨に適した専門家(目利き委員)による「目利き倶楽部」において、プレゼンテーションおよびディスカッションを実施します。
提出書類、プレゼンテーション、ディスカッション等の内容を総合的に検討した上で、案件の市場性について評価を行い、専門家から販売戦略等に対するアドバイスをいただきます。
案件の熟度が特に高いと評価された場合には、業務提携先や販路の紹介等、具体的なコーディネート等の支援メニュー(業務提携アドバイザー事業等)をご利用いただけます。
応募は随時受け付けております。
応募に際しましては、当センターの他の事業との重複について検討が必要な場合がありますので、事前にお問い合わせください。
お問い合わせ先
財団法人あきた企業活性化センター 販路拡大推進担当 臼木・奥山
TEL.018-860-5623 FAX.018-860-5612 URL http://www.bic-akita.or.jp/
(2007年12月 vol.317)

a