お知らせ
コンピュータの西暦2000年問題 ってご存知ですか?

(財)秋田県中小企業振興公社
中小企業情報センター

 コンピュータは、いまや社会の情報インフラとして、あるいは企業経営 を支える基盤として必要不可欠となっています。このコンピュータはメー カー等が提供するソフトウェアと、ユーザの皆様が開発されたソフトウェ アによって機能的に稼働しています。

 ところで、コンピュータプログラムの中の日付の記述は従来、MM/DD/ YY(月/日/年)と”年”を西暦の下2桁で記述することが一般的に行われ てきました。しかし、このまま西暦下2桁のプログラムで処理していくと、 4年後に迎える西暦2000年にコンピュータが1900年か2000年 かの判断ができなくなり、次のような誤処理が発生する可能性があります。

1900年と2000年の区別がつかないとこのような誤処理の可能性があり ます。
(1)日付の大小比較の誤処理

(2)日付の帳票印刷の誤処理

(3)年齢算出処理の誤処理

(4)金利算出処理の誤処理

(5)和暦西暦変換処理の誤処理

 これらの誤処理により、例えば「1900年表示の帳票類の発行」 や「ファイルの異常更新による企業の各管理帳簿の不整備」等が発生 する可能性があります。

 この日付処理の問題は、ユーザソフトウェア資産の広範囲に及んで いる可能性があり、西暦2000年を迎える前に、ユーザのシステム 資産(ハードウェア・ソフトウェア)の総点検が必要です。

そうです。早めの点検と対応をしましょう!

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