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今年10月15日、井川町の国道285号線沿いに石川県の「プラント3(スリー)」に次いで、全国で2番目の出店となる「スーパーセンターアマノ」がオープンした。 スーパーセンターとは、近年アメリカで「ウォルマート」、「Kマート」等が積極的に展開する小売業態の一種。スーパーマーケットとディスカウントストアなどが統合された形態で、取扱商品は家庭用品、雑貨、食品、衣類等まで幅広く、そしてその全てが安い。 「スーパーセンターアマノ」は、県内では初のスーパーセンターで、600台収容の駐車場を完備し、売場面積は約3,000坪、取扱いアイテム数は15万を上回る。 当店のコンセプトは「豊富な品揃えと、生活必需品が毎日安い」。加えて「地元のお客様」の喜びを最優先するという姿勢を貫いている。その証として、オープン時はメディアを活用した宣伝等は一切行わず、井川町周辺4町、一万世帯にチラシを配布したのみであった。これは、大々的に宣伝を打つことによって、広くお客様が来店され、地元の人がゆっくりと買い物できなくなることを、事前に回避したいという当店の意志の表われである。 その他にも、店内2ヵ所の入り口に「グリーター」というお客様係を配置。車椅子、電動三輪車(店内専用)に加え、トラック、ワゴンの無料貸出実施。そして、県内初の試みとして、ブロック等の大型商品まで全ての商品を店内に展示。雨や雪の日でも楽に商品を受け取れる「屋内ドライブスルー」を採用するなど、お客様の利便性向上の追求に余念がない。 現在、井川町は商業空白地域であり、そのために不便している地元の方々に貢献するため出店した当店。 今後、大手スーパー等の相次ぐ出店が予定されているが、当店を経営する(株)天野金物、天野康誠専務は「競合店の出店により、地元のお客様の選択肢が広がるのはいいこと」と語る。 当店に対する地元の評価は、平日約4,000人、土日約8,000人と、来店者数も順調でありおおむね良好。商業流出回避、地元雇用の促進など様々な面で、多いに期待される当店である。
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