◆調査概要◆ |
1調査時点 |
平成10年10月 |
2調査方法 |
調査企業へのアンケート調査 |
3調査対象 |
県内の中小企業218社 (経済動向調査対象企業) |
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◆調査結果◆ |
回答数(率) |
全 体 204社(93.6%) |
製造業 114社(93.4%) |
建設業 29社(90.6%) |
小売業 61社(95.3%) |
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平成10年度に設備投資の実施を予定している企業は、回答のあった204社のうち90社(44.1%)で、平成9年度115社(56.4%)を大幅に下回っている。また、設備投資額も202億円(対前年比▲ 47.5%)と前年を大幅に下回っている。これは9年度に行われた、大手電気機器メーカーの設備投資が一段落したことによる減少であるが、それを除いても、前年度を若干下回っている。
また、今回調査時点での見込額は、年度途中での投資計画の変更により、年度当初見込額と比べて、6.3%減少しており、投資意欲が年々減少していることがうかがえる。
業種別に見ると、製造業では、輸送機械、精密機械において投資意欲が見られたが、主力の電気機械を中心にその他の業種で前年度を大幅に下回ったことから、全体で47.5%の大幅減となっている。また、建設業、小売業も同様に前年度を大幅に下回り、更に10月時点で当初見込みと比べ、減額修正となっている。
投資の目的別に見ると、全ての業種で「設備更新」「合理化」を図る企業の割合が増加しており、将来的な投資である「研究開発」「新分野進出」はほとんど見られない。 |
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