全国有数のジャージー牛の里・矢島町と天寿酒造(株)(矢島町城内字八森下117 TEL:0184-55-3165)は共同でジャージー牛乳発泡酒「ミルシュ」を開発。今年の「秋田県特産品コンクール」の新開発商品部門で最優秀賞を獲得した。
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ミルクのお酒といった意味でネーミングされた「ミルシュ」は、脂肪分を除いたジャージー牛乳を原料に、ワイン酵母で発酵させたもの。同酒造が県食品総合研究所とともに試作を繰り返しながら、企画から5年を経て販売にこぎつけた。ビタミンやカルシウムなど栄養分が豊富で、アルコール分は7%未満。やや酸味があり、微炭酸でシャンパン風の仕上がりになっており、健康志向の現代人、特に女性にはぴったりのヘルシーなお酒だ。 ミルシュの色は、ビタミンB2からでる黄緑色で、紫外線に当たると短時間で透明になり異臭が発生し、美味しさが損なわれるため、遮光フィルムで梱包している。天寿酒造の大井建史専務は「ミルシュは常温保存が可能 だが、おいしく楽しむためには出来るだけ冷蔵庫 に保管し、良く冷やしてから召し上がってほしい。5℃ぐらいでの保管がベスト」と話す。10月6日、13日の両日、計5,000本を由利・本荘地区で販売したところ、いずれも初日で完売した。この12月には22,000本を売り出す予定で、販売が本格化する。「町の新しい特産品として根づくかどうかはこれからです。一般家庭のみならず、結婚式や各種パーティ等の席でもシャンペン感覚で飲んでほしい」と同専務。 価格は300ミリリットル入り450円。問い合わせは、天寿酒造まで。
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