このコーナーでは、積極的な経営展開を図り市場から評価を得ている企業や、商業者の新たな取り組み、アントレプレナー(起業家)の挑戦などを紹介します。


代表者  佐藤 みちる
花火のまちの中心街に地域交流拠点オープン
花火のまちの駅しゃく玉館・ミチル


〒014-0027
大仙市大曲通町2-2
TEL:0187-63-8817
 大曲駅前の仙北組合総合病院前に、花火ラーメンの創作で有名な佐藤みちるさんが自店を大改築し「花火のまちの駅しゃく玉館・ミチル」をオープンした。この施設は、ゆっくりまちを歩き、ゆっくりと語らいながらおいしい物を食べて元気になってもらいたいという「スローカフェ・スローライフ・スロータウン」をコンセプトに開業した県内初の民間のまちの駅で、国の経営革新支援法に基づく経営革新計画の承認を受けスタートしたものである。
 1階は食堂と手作りフリーマーケット、2階にはサークル活動などに無料で利用できるミーティングルームと病院の介護で疲れた方や観光客用に1泊3千円で気軽に利用できる部屋を2室設けている。ミーティングルームは料理教室にも使えるよう換気扇や移動式のIHヒーターも準備するなど利用範囲はかなり広い。無料では大変でしょうとの質問には、「色々な方々の交流の場として提供しているので、とにかく活用してもらえばそれでいい。利用者はコーヒーや食事を取る場合が多く、それなりに売上げにも貢献してもらえる。」と売上げよりも利用してもらうことを優先したいという考えだ。
 1階の食堂では、名物「花火ラーメン」のほか、地元の食材を意識し毎週メニューが変わる「カフェランチ」とお年寄りや病院を訪れた方を元気にしたいと健康に気を使った「一汁三菜弁当」などアイデア満載のメニューが豊富に並ぶ。味は、県の「地産地消カフェランチコンテスト2003」でチャンピオンに輝くなど既に折紙つきだ。また、フリーマーケットBOXを設置し、自分の作ったものを食べて欲しい、飾ってほしいというチャレンジャーに場所を提供するなど地域交流にこだわったコーナーも人気だ。
 みちるさんは、花火ラーメンを皮切りに様々なアイデアと持ち前の積極性でまちの駅オープンにこぎつけたが、まだまだやりたいことがいっぱいあると目を輝かせる。今年は新たに地元の食材を利用した「花火ソフト」と花火とお米のお土産「ドン尺玉」(仮称)発売に向けて着々と準備を進めている。


専務取締役 和田 勉
高齢者福祉を見据えた乗用小型モノレール
有限会社和田鐵工所


〒018-4301 
北秋田市米内沢中島11
TEL:0186-72-3067
FAX:0186-72-3482
 北秋田市の有限会社和田鐵工所は、急勾配地域に居住する人々の身近な足となる乗用小型モノレール「MOBSTAR25」を開発した。  モノレールについては以前から資材運搬等で利用されているが、この度、乗用型で急傾斜地に対応したモノレールのアイデアを提示され、これを具体化するため、旧森吉町のアクションベンチャー支援事業を活用して開発を行なった。
 開発にあたっては、人(特に高齢者)を運ぶため、乗車中のショックを極力低減し、発進・加減速もスムーズに行なえるという事に注力した。油圧伝動分野を得意としていた当社は、持てる技術を大いに活かしながら開発を進め、平成16年秋から製造が本格稼動している。
 乗車は3〜4人、勾配40°まで走行が可能。エンジンは、本来であれば2サイクルが適しているが、排ガス規制のため4サイクルを使用せざるをえなかった。ところが4サイクルでは潤滑の問題があるため、急斜面でもエンジンを水平に保つ技術を開発し、この問題をクリアした。レールは鉄パイプを地面に打ち込むだけで、撤収作業も抜くだけで済む。コンクリート土台などの敷設が不要で、自然にも配慮されている。
 早くも東京の檜原村に納入され、また、昨年秋にはイタリアでの展示会へも出品するなど、取引先販売店の協力を得ながら、色々な用途に向けグローバルな展開を図っている。「福祉社会への関心が深まる中、高齢者の一助となる様、より安全で快適なモノレールを作っていきたい。」と和田専務は語る。


取締役部長 佐藤 昭光
酵素の力と森の香りで心も体も活性化『発酵温浴』
トレーニングプラザK&A


〒015-0836
由利本荘市赤沼下438
TEL:0184-23-7751
FAX:0184-23-7752
営業時間:10:00〜21:00(予約制)
年中無休:駐車場あり
 同社が運営するイオンハウスでは、「発酵温浴」を行うことができる。この発酵温浴とは何か。入浴法は砂風呂に似ているが(写真参照)、その原理は大きく異なる。使っているのは砂ではなく細かくチップした杉のパウダーで、それを「大高酵素」という酵素の発酵熱だけで約65〜70℃に温めている。大高酵素は、様々な植物エキスを配合して作られた特殊な酵素で、健康食品や化粧品などに製品化されているものである。
 発酵温浴の特徴としては、素材の杉の熱伝導率が低いため、やわらかい温かさでゆっくりと体の芯から温まること、間に空気を含んでおり皮膚呼吸が楽に出来ること、サウナのように乾燥しないため呼吸が楽なことなどが挙げられる。更に、杉のチップから出るすがすがしい香りと、発酵の際に生成されるマイナスイオンで森林浴に似た効果があり、心身ともにリフレッシュ出来る。冷え症や、腰や膝の痛み、肩こり、手足の痺れ、肌荒れ、便秘などに悩む人に、是非お薦めしたいという。記者も体験してみたが、理屈抜きに気持ち良く、終わった後は肌がスベスベになり、体が軽くなったように感じた。この心地良さは、実際に体験してみないと分からないと思われる。
 なお、同施設は予約制となっており、訪れる際は事前に電話をされたい。それは、男女の時間帯を分けているためと、酵素は「生き物」であり、スタッフが1時間程前から攪拌などの手作業をする必要があるためである。料金は1回2,500円で、お得な割引回数券もある。バスローブやタオル、ヘアキャップ、温浴時の着衣など必要なものは全て付いている。またスタッフが、温浴時のサポートや冷たいタオルで額の汗を拭くなどの「痒いところに手が届く」対応をしてくれる。酵素を最適な状態に保つための多くの手間や、温浴時のスタッフのきめ細かい対応、そして何よりその心地良さを考えれば、お得な値段ではないだろうか。まずは実際に体験してみて、ご判断頂きたい。


代表取締役社長 藤木 啓二
健康補助食品で体力UP!毎日を楽しく過ごしてみませんか?
あーる・ど・びーぶる・ふじき


株式会社 藤木
〒010-0921 秋田市大町2丁目2-11 
ファッションアベニューAD 地下1F
TEL・FAX:018-823-2249
URL:http://www.akitajiman.com
E-mail:info@akitajiman.com
 秋田市大町のファッションアベニューAD地下1Fにある『あーる・ど・びーぶる・ふじき』では、輸入雑貨・食品だけでなく健康関連商品も扱っている。中でも当店の藤木社長が自信を持って奨めるのが緑源栄養液CANA852だ。
 緑源栄養液とは、免疫力を高めるといわれる大豆や海草、椎茸を原料とし、これに中国の微生物学者 楊博士が発見した土壌菌“851菌”を培養発酵させた栄養液のこと。細胞をつくる必須アミノ酸8種類を含む20数種類の豊富なアミノ酸、ビタミン類、ミネラル類等が極めて吸収率の高い形で含まれている天然タンパク質食品で、新陳代謝の促進や免疫機能の向上に有効ということで、健康維持や体力回復、美容などに非常に良いという。
 また、CANA852は、カナダのブリティッシュ・コロンビア州政府による財政援助のもと、楊博士と同州が共同開発した製品で、体内で合成できない必須アミノ酸をはじめ滋養分に富む19種類のアミノ酸を含むカプセル状の健康補助食品。激しいスポーツをする人や疲れがとれにくい人だけでなく、普通の人も、飲むと毎日を元気に過ごすことができるという。実際、毎日飲んでいるという藤木社長のお肌も年齢を聞いてびっくりするほどツヤツヤ。飲み始めてから風邪を引くこともなくなり、毎日を楽しく前向きに過ごせるようになったという。
 日頃から健康に気を使っている方や体力に自信のない方は、是非当店を覗いて社長に話を聞いてみてはどうだろう。