納豆せんべい

 納豆メーカーの(株)ヤマダフーズ(仙南村野荒町字街道の上279 TEL:0182 -37 -2246)は、県産米を原料にしたせんべいにフリーズドライ製法で開発した乾燥納豆をまぶした「納豆せんべい」を発売した。

 同社は昭和43年の創業。8年前に、納豆業界では珍しい自社研究所を設立した。世界中から納豆菌を収集し、独自の納豆菌を開発している。また本社工場に次いで昨年、納豆の本場茨城県牛久市に工場を建設し、首都圏での販売体制を整えた。新製品攻勢で業容を拡大し、茨城工場の稼動率を上げる方針だ。
 納豆せんべいは甘だれをつけた醤油せんべいに乾燥納豆をふりかけ、高温で処理し、納豆風味のせんべいとした。乾燥納豆を製造する際に使う納豆菌は通常の納豆菌と異なり、納豆特有の匂いや糸引きを抑えてある。これによって、せんべいの風味を損なわず、納豆の風味を生かすことができたうえ、納豆嫌いの人にも好まれるせんべいとなった。
 納豆せんべいは、全国のスーパー、コンビニ、一般小売店で扱っている。価格は11枚入り1袋で200円。また化粧箱入りの1,000円、1,800円、2,500円のギフトセットも用意している。今後はせんべいのほか、クッキー、ふりかけなどでも乾燥納豆を生かした製品開発を進めており、順次、市場に投入する予定だ。



年末特集・目次へ戻るバックナンバー集へ戻る