◆調査概要◆
1 調査時点 平成10年4月
2 調査方法 調査企業へのアンケート調査
3 調査対象 県内の中小企業219社
       (経済動向調査対象企業)

◆調査結果◆
回答数(率) 全 体 205社(93.6%)
       製造業 116社(94.3%)
       建設業  27社(84.4%)
       小売業  62社(96.9%)

 平成10年度に設備投資の実施を予定している企業は、回答のあった205社のうち95社(46.3%)で、平成9年度124社(61.4%)を大幅に下回っている。また、設備投資額も217億円(対前年比▲43.3%)と前年を大幅に下回っているが、これは9年度に行われた、大手電気機器メーカーの設備投資が一段落したことによる減少であり、それを除くと、ほぼ前年度並みの水準である。
 業種別に見ると、製造業は、輸送機械、精密機械において投資意欲が見られたが、主力の電気機械を中心にその他の業種で前年度を大幅に下回ったことから、全体で42.3%の大幅減となっている。建設業は、36.7%減と前年度を下回っている。小売業も、67.0%の減少と前年度を大幅に下回っている。
 投資の目的別に見ると、製造業は前年度と比べて大きな変化はないが、建設業では、「設備更新」を図る企業の割合がやや増加している。小売業は、「新店舗」建設のために設備投資を行う企業が減少し、「設備更新」や「合理化」を図る企業の割合が増加している。

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