今、世界が大きく揺らいでいる。日本が大変だ! 日本が何か起こさねば、世界が大変になる。「報道2001」「サンデープロジェクト」のファンで日曜日午前はTVの前から離れることはない。一体どうなるのだろう? 実は世界の事より、今、自分が生活している世の中の方がもっと気になっている。
「規制緩和」の長短は色々語られている。これは、この様な時代に入った大きな改革でやむを得ない。「協同組合」として見れば、「員外者利用割合」(組合員以外の者による組合事業の利用割合)の緩和などの規制緩和は非常に良い方向に動いていると思うし、現在の職に就いた時から考えていた事である。更なる緩和が必要であるし、また進むことでしょう。
かつては、「あれをしてはならない、これをしてはならない」協同組合であった。それが徐々にではあるが、あれもこれもパートナー(組合員)の繁栄ために事業化を図りなさいという方向に変わってきている。従って、この変化に対応して活性発展に知恵を出し、全員でチャレンジしなければ全く意味がない。活性策を取る取らないは組合の決断次第であり、行動あるのみである。
反面、パートナーの立場になった「規制緩和」はどうだろう。運送業は、免許制から許可制へ変り、新たな条件を満たせば誰でも開業できる。今、日本国内で年間2,000社が許可されるという。大型店舗がドカンと出来れば、町の商店街が消えて行くのと全く同じ理屈ではないか。
これも改革時代の中だから仕方がないが、発想を転換すれば「ピンチはチャンス」だ。こんな時程、知恵を出して「事」に当たれ。されば何か良いアイデアが生まれるものだ。
それを採用し、変化を求めて本業を別の視野で見つめれば、そこに新たな輸送や、関連物品の販売も考えられる。「ピンチはチャンス」は、それを意味する。
今こそ家族(社員)一丸となって知恵を絞り、情報を収集し、行動を起こしてお金に換えることをトップリーダーは実行しなければならない。そのためには、日常社員の前では笑顔を絶やさず、創造を引き出していく必要がある。
まだまだ沈む日本の景気、組合もパートナー共々、この難局を乗り越えていかなければならない。長い夜が続いているが必ず朝日は昇ってくる。我がパートナー、いやこの業界の奮起を信じてやまない。
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