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昭和51年事業開始。昭和58年、エヌ・デーソフトウェア株式会社となり、介護・福祉・医療分野の業務支援ソフトウェアの開発・販売・運用・保守を通して誰もが健康で豊かに暮らせる社会の実現に貢献できるよう努めている。平成18年2月ジャスダック市場に山形県から9社目となる上場を果たした。資本金6億8775万円、従業員数単体211人、連結248人(H19.3.31現在)。売上高39億1600万円、経常利益7億2100万円(連結H19年3月期)。グループ会社には、株式会社日本ケアコミュニケーションズ(持株比率66.6%)、株式会社ネットウィン(持株比率100%)。 【抜粋・要旨】 IPOには光の部分と陰の部分があるのではないかと思いますが、手前どもは上場して良かったと思っております。 個人的には、IPO後、サラリーマン社長になって給料と配当で食べているんだという意識に大きく変わりました。上場後、サッカーJ2リーグ所属のモンテディオ山形ホームグラウンドのネーミングライツを取得したところ(エヌ・デーソフトスタジアム山形)特に山形県内における認知度が高まり、株主の県内比率が高まりました。地元の株主に叱咤激励されながら成長したいという思いがありますので嬉しい結果でした。良いビジネスモデルを持つことが上場への道を大きく開くと思います。ビジネスモデルも、顧客や市場の変化によって次第に陳腐化が進んでしまうので、当社ではこの対策として通常のメンテナンスの他に、最近ではマーケティングフォースの新設とシニア世代の情報ウェブサイト「シニアすまいる」のオープンを実施しております。 当社の前進である日東電子時代は、主に磁気ヘッドの製造下請けを行っていましたが、経営は厳しく、「下請けから脱却し、自社開発・自社販売を目指し全国市場で勝負しよう」という願望を持ったときIPOを意識し始めました。2000年の介護保険制度を契機に具体的な準備を始め、各専門家による助言によって願望が明確化し、独自のビジネスモデルを確立させることができ、IPOの準備を進めることができました。 東北地域の人には、一生懸命真面目に考えて諦めずに頑張れる性質があると思います。それが私たちの強みですし、それに合ったビジネスをやるべきではないかなと考えています。上場すると、売り上げを定期的に公表し、その都度マーケットの敏感な反応に晒されるので、将来を見据え、足下をよりしっかりとさせなければいけません。また、外部評価がより一層重要となってきます。当社は今年度、業界紙の「居宅介護支援事業所アンケート ソフト編」で、「ほのぼの」シリーズが顧客満足度調査全国1位という結果をいただきました。コールセンターやアフターサービスなどの職員のきめ細かくねばり強い対応がこの結果につながったと思っており、これこそ東北の県民性によるものと考えております。 秋田の企業にもIPOを実現していただきたい。社員の士気も上がり、いい人材も集まり、より良い事業が可能になります。1社でも多く、IPOを目指し実現する企業が生まれますことを期待したいと思います。どうもありがとうございました。 |
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【抜粋・要旨】
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(2007年11月 vol.316) |