ITコラム

 

 最近、こんな動画配信ページがビジネスに活用されています。

 グーグルやヤフーの前に、ユーチューブで直接検索する人も多くなっています。

試しに、下記を見てください。

ビックあきたのバックナンバーページ
http://www.bic-akita.or.jp/magazine/から、ITコラムのvol.326を選
べば、このコラムが表示されますので、直接ジャンプできます。

● 「ひびきのやきとりは匠(たくみ)の技から」
  http://jp.youtube.com/watch?v=2f7RdCs3emM

● 「JR総研 レール溶接
 (テルミット溶接thermite process)実演」
  http://jp.youtube.com/watch?v=rvdf2FaE3sI

● 「紹介型生保セールス術セミナー」
  http://jp.youtube.com/watch?v=xVGkgcslsyc

(注)これらの動画は、動画配信サイト等の都合により公開が終了 する場合があります。

 文書や写真ではとても伝わらない情報が、たった数分で共有できてしまうことが、お分かりいただけると思います。
 このように公開するだけではなく、社内のファイルサーバーに動画を保存しておくだけで、全社で動画ライブラリを共有できます。もはや写真や文書と同じ感覚で動画を扱えるのです。
 これがビジネスにどれほど役に立つか。

 次のような使い方が想像できます。
● 社員教育マニュアルとして社内ライブラリを作っておく。
● ユーチューブにアップロードして公開し、自社技術をアピールする。
● 品質情報を写真ではなく動画で撮影し、お客様に見ていただく。
 など、いろいろ活用できます。

 また、ご覧いただいたように、素人の撮影で十分に目的は果たされます。報告書を作成するより、はるかに効率的ですから、報告書には箇条書きで要点だけを記載し、詳細は動画で撮影しストックするという手法も近い将来に現実的になるでしょう。

 数年前までは、動画は重くて遅くて大きくて、扱えるパソコンはとても高価なものでしたが、動画圧縮技術が進化したおかげで、今はどんなに安いパソコンでも動画を扱えます。ケータイ電話やデジカメでも十分な動画が撮れますし、10万円くらいでハイビジョンカメラが手に入ります。撮影した動画は、すべてパソコンで簡単に扱えるようになりました。ムービーメーカーというソフトがWindowsに入っていますので、PCへの取り込みや簡単な編集はそれを使えばOKです。慣れてきたら、タイトルを入れたりできる動画編集ソフトを使っても楽しいです。

 すぐに若手に指示して、いろいろな撮影を始めてみましょう。あまり構えずに、気楽にやってみてください。撮影する方も撮られる方も、やっているうちにすぐに慣れます。

 撮影に慣れてきたら、社内ライブラリを整備するという名目で、社内のさまざまな作業を撮影して、みんなで見てください。案外、今まで全く見えていなかったことに、気づくかもしれませんよ。


(2008年9月 vol.326)
 
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