特集2

省エネルギーの診断と改善

 原油・原材料価格の高騰に伴い、企業の製造・開発活動、事務活動における光熱水費などの必要経費の負担が大きくなっているのではないでしょうか。この状況にあって、生産効率の改善などでコスト削減を目指す取組に役立つ、省エネルギーの無料診断と改善事例についてご紹介いたします。

 (財)省エネルギーセンターでは、国の施策に呼応する中立機関として、30年にわたり工場やビルの省エネ診断を行っています。優れた技術と豊富な経験を持つ専門家を全国に派遣し、省エネと温暖化対策に役立つ省エネ診断サービスを無料で提供しています。
 工場向けの診断は、生産コストの削減、生産システムの改革、環境・社会への貢献につながります。エネルギー管理状況、エネルギー使用量の基本データ調査から始まり、電気設備、熱設備、共通設備の現状調査・解析を経て、評価報告書をまとめます。管理体制の改善に必要な、データの活用方法や改善策のアドバイス、それらを踏まえた削減額の予測を行います。
 ビル向けの診断は、運営コスト削減、イメージ向上、地球環境への貢献につながります。工場の診断と同様に基本データの調査から始まり、熱源・熱搬送設備、空調・給湯設備、電気設備の現状調査・解析を経て、評価報告書をまとめます。


◇省エネしたいが、方法がわからない
◇技術者がいない
◇社内で省エネ推進しているが、外部の専門家に診てもらいたい
◇省エネの新技術や機器が知りたい


◇工場でもビルでも業種、施設種類は問いません。
◇ただし、年間のエネルギー消費量など、受診条件※があります。申込書をご覧下さい。

(※)受診条件
第二種エネルギー管理指定の工場・ビル、及び指定外で原則として原油換算100kL/年以上(電気、ガス、燃料費合計で2百万円/年程度に相当)の工場・ビルが対象です。


◇この省エネ診断は(財)省エネルギーセンターが国からの補助金で実施 するもので、申込者の費用負担は一切ありません。
◇公正と秘密保持を旨としております。

◇(財)省エネルギーセンターのホームページから下記のサイトに進み、申 込書をダウンロードして郵送、FAXまたはメールでお申し込み下さい。
 http://www.eccj.or.jp/
    ●工場の省エネ→工場の省エネ診断サービス
    ●ビルの省エネ→ビルの省エネ診断サービス

 工場での省エネ改善の一例をご紹介します。

 秋田県の企業等の省エネ診断の利用状況は、比較的大きな製造現場(精密機械、電機、化学、電子、鉄鋼ほか)、宿泊施設などを中心に毎年数件の利用に留まっています。省エネ診断は、エネルギー消費100kL以上(原油換算)の工場・ビルが対象となっている無料サービスですので、コスト高の見直しを図る一助に、積極的にご活用ください。

 省エネ診断を実施する(財)省エネルギーセンターは、一般家庭への省エネ支援、交通・運輸の省エネ支援、省エネ商品の評価、エネルギー関係法等の情報提供など、省エネに関する様々な事業を実施しています。

本   部 〒104-0032 東京都中央区八丁堀3-19-9 ジオ八丁堀 Tel.03-5543-3016 Fax.03-5543-3021
東北支部 〒980-0811 仙台市青葉区一番町3-7-1 電力ビル本館 Tel.022-221-1751 Fax.022-221-1752

財団法人 省エネルギーセンター 診断指導部
〒104-0032東京都中央区八丁堀3-19-9ジオ八丁堀 TEL.03-5543-3016 FAX.03-5543-3021 ●ホームページ http://www.eccj.or.jp

 

(2008年10月 vol.327)

 
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