県の「商店街空き店舗対策事業」認定第1号
■鹿角市花輪大町商店街■

 鹿角市花輪大町商店街振興組合(鹿角市花輪字中花輪120-2理事長石木田裕一郎  TEL0186-22-0055)では、昨年6月に空き店舗対策として全国的にも極めて珍しい、有志15人による共同出資会社・鹿角地域開発鰍設立し、7月にはファーストフード店「グッディーズ」とカラオケボックス「ビッグハミング」の営業を始め、話題を集めた。

 しかし商店街の空き店舗数は、今年4月時点で14店舗(組合員数70)を数え、今年度は県の新規事業「商店街空き店舗対策事業」を活用した。活用店舗はラーメンの「花久」、NTTドコモ「電話堂」、「リサイクルショップかづの」の3店舗。
 この事業は、貸し店舗の所在する商店街に加入する新規創業者か事業拡大者であることを条件に、賃借料と改造費を助成する制度である。補助率等については、賃借料は月額1平方メートル当り限度額2千円、改造費は同3万円(店舗面積上限100平方メートル)で県・市がそれぞれ1/5以内となっている。ただし、賃借料の1/5補助については、開店後12カ月までで、12カ月を越え24カ月までは1/10以内となっている。
 大町商店街では「1年間経過しなければ助成金が出ない仕組みになっている。せめて半年に一度の給付があればとても助かるのに。」と話している。
 一方、利用者である「花久」の館花さんは「この制度があるから開店したわけではないが、1年後に助成金をいただけるように頑張りたい。」と意気込みを見せる。

 今年11月には、中心部に位置するスーパーいとく(昨年7月に撤退、現在は仮店舗が営業中)が空き店舗になる予定で、商店街の空き店舗に関する悩みは尽きない。
 また大町商店街では、去る7月25日(土)夕方6時から新町商店街と合同で、歩行者天国「キララハミング夜の市」を開催、2千人の人出で賑わった。合同開催は今年で2回目。新町のアーケードからは、飾り付けられた豪華なジャンボ七夕が幾本も下がり、大町では民謡日本一3名を招いての民謡大会を開催。日本一の喉に酔いしれた。
 歩行者天国となった通りでは、「街はぼくらのステージだ!」の掛け声のもと、カットショーが行われた。街の人気者、ヨネちゃん、ショウちゃん、トラちゃんという美容師トリオが応募者6名をモデルに華麗な技を披露し、大喝采を浴びた。
 その他、ビアガーデン、抽選会、宝くじゲーム、金魚すくいといったイベントも開催され、祭りは大いに盛り上がった。

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