また、情報化を進める際のポイントとなる要員の育成については、

(1)経営者層、管理者層
 ○あるべき姿を実現するために

 秋田協同清掃があるべき姿を達成するためには、経営者、管理者層が継続して教育を受けることが必要である。
 なぜなら、教育という一つの契機をとらえ外部の空気に触れることで十分な見返りが期待できるからである。社内から街へ、街から都心へ、都心から海外へと、世の中はどんなことで困っているのか、解決策をどのようにして作っているのか、そしてその各々の過程で何が求められるのかなどシビアに見聞することである。
 そこでまたさらに「顧客第一の心」がいかに的を得ているかを体得することになると考えられる。
 ○情報化実現のために
 情報化というのは、単に最新のコンピュータを導入することではなく、情報が活用できるようになることである。したがって、情報化を実現するために当社にとって必要な「情報」は何々かを明確にすること、その「情報」を作るための「データ」を集めること、「データ」を加工してタイミングよく「情報」を作ること、「情報」をうまく活用すること。 この一連の活動ができるようになる必要がある。もちろん、これからも様々な体験を重ね、より深くその意味を理解し体得していくこと、つまり数日で忘れてしまうのではなく、常に意識し行動することが求められる。

(2)担当者、全社員の要員育成
 ○情報化の実現のために

 担当者および全社員に対し、経営者・管理者(部門の長)が自ら「情報化とは何か、そのためにどんなことをすべきなのか」をかみくだいて、折りに触れ教育することが必要である。
 ○情報機器の操作
 情報化を実現するためには、多くの場合コンピュータを利用することになる。当社においても導入することになると思われるが、そのためには操作方法をマスターする必要がある。このため平成10年4月より行われる新システムの開発スケジュールとのタイミングを考え、パソコン教室などに参加し、操作に慣れる必要がある。
 そして、今世の中で行われていることをできる限り早く体験し、それらがどのようなものであるのかを理解させる事が必要である。インターネットの体験やワープロの操作位まで行えば、この投資に対する効果は大きい筈である。
(この指摘を受けて、当社では直ちにパソコン5台を導入した。)

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