最後に、北澤アドバイザーの感想を紹介しておく。
 当社は、診断で「情報化が遅れている」「コンピュータを導入しているが、残念ながら十分に活用できていない」と判断された企業の一社である。
 そのような企業の中で、当社は「くやしさに発憤し、情報化に前向きな考えを持ち、取り組んでいけば、大きな成果をもたらす」という生きた事例になると思う。
 情報化の実現に向けてスタートしたばかりだが、今回の指導で留意したことは、「コンピュータシステム以外のコンサルティング」である。なぜなら、情報化は企業の目指すものを実現するために行うのだから、その目指すものを明確にすべきだと判断したからである。情報化がなかなか実現しない大きな理由の一つに、この部分が不十分なままシステム開発を進めてしまうことにあると思う。「情報化というのは、コンピュータを導入することだ」と安易に考えるのではなく、例え時間が掛かったとしても当社のように経営的な側面から情報化を考えることが必要ではないだろうか。
 こんな目で読者が当企業を俯瞰し、興味を感じ、時には当社にアドバイスを与えるなどしていただければ、当社にとっても励みになることと思う。最後に、業界が大きく変化し、こぼれるほどのチャンスに満ちているという追い風をうまく捉え、秋田協同清掃(株)が大きくジャンプすることを期待したい。

 現在当社では、平成10年10月1日のスタートをめざし、情報化に取り組んでいる。

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