昨年4月、秋田市大町の旧秋田魁新報社跡地に「サン・パティオ大町」が誕生し、全国でも2番目の事例として注目を集めた。1年以上経過した現在も視察が後を絶たない状態である。地元でも「パティオ効果」と呼ばれるほど波及効果も大きく、周辺に新しい商業施設ができるなど、秋田の人気スポットとなっている。
![]() 夏まつりの実行部隊は、組合販促委員会のメンバーと青年部有志の約30名。イベント実施計画や出演交渉を始め、4万7千枚の新聞折り込みチラシやポスターの手配、各マスコミを通じた宣伝を一手に引き受ける。とりわけ、通りを歩行者天国にするために、通行止めの許可が警察、道路使用許可が市道路維持課、グリーンベルトの看板許可が県道路課など、開催までには多くのハードルをクリアしなければならない。委員会のメンバーは「開催までに何度も会議を開き、交渉事をこなし、準備に奔走させられるが、一番楽しんでいるのはメンバーたち。」と楽しそうに話す。この熱意があれば、来年の夏まつりも大いに盛り上がることうけあいだ。
![]() また大町商店街では、機関誌「にしひがし」を発行している。発行は年4回で部数は5百。組合員が分担して執筆しており、連載ものやショップ&オフィスガイド、寄稿、クロスワードパズルといった内容。愛読者は、意外にも転勤族の奥様とか。「商店街の手引きとしてちょうど良い。」と好評である。
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