田中町通り商店街は、旧来より隣接する四日町、大町、鍛治町とともに横手市のみならず県南地区一円の中心商店街として繁栄してきたが、相次ぐ大型店の進出や店主の高齢化、後継者難などにより商店街の空洞化が起こっている。
![]() 12日は午後1時から五十嵐忠悦市長らが出席してオープニングセレモニーが行われ、華やかな初日となった。これは前記の中小商業活性化事業助成金を活用したイベントで、多摩美術大生(男女10名)の協力を得て、彫刻・絵画・版画の実作と展示や粘土作品コンクール、デッサン会などが行われた。大好評だったのは粘土作品コンクールで、延べ130人の子供たちがトラやカブトムシなど思い思いの作品を作って楽しんだ。
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多摩美大生を招いたのは、藤井会長のご子息が同大に学んでいることが縁。当初、なかなか学生が集まらず苦労したが、開催趣旨を説明すると理解が得られ、ようやく開催にこぎつけた経緯がある。会場では、美大生と毎日遊びにくる子供たちとの交流の輪が広がった。絵が趣味という93歳のおばあちゃんは「自分の描いた絵を専門家に見てもらえ、本当に良かった。」と手放しの喜びようだ。またユニークな企画として、美術大学進学希望者を対象にした進学アドバイスも行われた。
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