県内有数の観光地である角館町は、秋田新幹線の開通以来、観光客の入り込み数は順調に伸びているものの、大型店やコンビニ店などの郊外進出により中心商店街は空洞化し、空き店舗が増加している。
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人口1万5千人の角館町は、この時期観光客と帰省客とで2万人に膨れ上がる。午後6時、お祭りは威勢の良いマーチングパレードで開幕し、通りでは4種類のささらおどりが華麗に舞い、沿道の観光客はものめずらしさに目を見張った。応援の飾山囃子と手踊り、龍神太鼓、土崎港囃子の声や音で、祭りはいよいよ最高潮を迎えた。
![]() 8月30日には、西宮家の母屋でフォークの大御所「西岡恭蔵」を招いて音楽会が開催された。町の商業者で構成する角館商人塾の企画によるイベント。「角館といえば武家屋敷と桜。はんこで押したような答えが返ってくる。角館にはまだまだ魅力的なスポットがたくさんある。その一つがこの西宮家だ。」と豪語する。また「サンダルや下駄履きで来てもらえるような、普段着感覚のコンサートをこれからも続けたい。」と意欲も見せる。この日のコンサートが大いに盛り上がったことはいうまでもない。
![]() また商店街では、単なる観光マップではなく、特徴のある店を厳選した商店街ガイドマップを作る予定。西宮家に続く魅力的なスポットが、これからもどんどん紹介され、角館から目が離せなくなりそうだ。
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