廃材再利用機

 木材関連機械メーカーの秋木機械(株)(能代市河戸川字南西山18-9 TEL0185-52-2171)は、新規分野として研究を進めてきた「廃材再利用機」の開発に成功した。対象となる廃材は、道路・建物工事などで発生するコンクリート廃材と住宅解体などで出る木材廃材の2つの分野。
 コンクリート廃材利用機は、アスファルト処理も可能な兼用機。「租処理」(15〜25cm角)するユニットと、最終製品の規格に合わせてさらに細かく処理する「最終処理」(8〜4cm角)ユニットの2工程からなる。付属設備として、連結部のベルトコンベヤー部分には金属探知器が設置され、廃材に混入している鉄筋などを除去することができる。
 最大の特徴は、通常のリサイクル機に採用されるハンマー方式を、石片をすり潰すように処理するローダー方式に変更したこと。処理能力は、毎時15〜20立方m。価格は、1セット約3千万円。
 木材廃材の破砕ユニットは、20cm程度の繊維破砕片に処理され、付属設備により付着しているビニールクロスなどを除去する仕組みになっている。
 同社では、純度の高い木片を材料とした炭製造というリサイクル分野にも力を傾注しており、廃棄物処理に厳しい環境となっている関連業界への積極的な営業を展開している。



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