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ふたつい「きみまちの里」 |
平成6年4月のオープンで、県内では「道の駅・たかのす」に次いで2番目の設置。国道7号線沿いの能代市と鷹巣町とのほぼ中間に位置している。

二ツ井町は「きみまち恋文全国コンテスト」や永六輔さん原作の映画「大往生」のロケ地として撮影が行われるなど、全国的に話題を集めている。きみまち阪は、明治天皇が皇后からの“恋文”をこの地にて受け取ったというエピソードが名称の由来となっている。
この道の駅は、町で管理運営されているが、総合観光センターの運営は、企業委託の形態を取っている。一番の特徴は冷暖房完備の豪華トイレで、別名1億円トイレである。男子トイレは、大・小合わせて16カ所あり、ゆったりとしたスペースの中央には、きみまちの里から湧きいでる「きみまちの泉」が来訪者のこころを和ませてくれる。また、自然のなかで放水するような気持ちを抱かせるユニークな「立ちションコーナー」も3カ所設けられている。

一方、女子トイレは、洋式・和式合わせて12カ所で、特に子供連れや幼児同伴者に配慮されており、子供用便器やベビーチェアー付きトイレも3カ所設置されており、好評を得ている。また、化粧直し用として取り付けられている三面鏡は、さながら万華鏡を思わせるような写り方で楽しいとのこと。
歴史資料館は、二ツ井町の林産史、鉱産史、埋もれ木の神秘などのテーマで町の歴史を紹介しているが、有料なので客足は今ひとつとのこと。
道の駅のイベントとして、毎年8月4日から7日までの4日間にわたり「秋田杉の里二ツ井まつり」を開催している。これは東北三大まつりの観光バスを見込んでのイベントで、町の木工芸品などの展示・即売を行っている。また、「きみまち阪」観光に訪れたバスが駐車する関係で観光客数は多く、物産販売にも好影響を与えている。
駅長の高橋春治さんは、「もっと町民が利用できる施設にするために、地元の生鮮品や特産物を展示・販売する“市”を定期的に開催してはどうか。」と提言している。
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