地域とともに歩む商店街を目指して
― 県内商店街活性化事例報告 ―
最近の商店街を取り巻く環境は、規制緩和による郊外型大型店の出店ラッシュや新しい商業集積として脅威になりつつあるロードサイドショプの台頭などにより、一段と厳しい局面を迎えている。
商店街の内部に目を転じてみると、依然として駐車場不足や休憩所がないといった環境整備の立ち後れに加えて、店舗施設の老朽化、大型店との価格競争、経営者の高齢化、後継者不足など多くの問題を抱えており、転廃業による商店街の空洞化が進んでいる。
今回の特集では、このような厳しい環境下にあって、新規出店を促そうとする空き店舗対策や顧客獲得のためのカード化戦略、地域住民の生活に密着したイベントの開催などを積極的に行って、生き残り策を模索している県内各地の商店街の取り組みを前年に引き続き紹介する。

■県の「商店街空き店舗対策事業」認定第1号 鹿角市花輪大町商店街
■「ハチ公カード」12月1日スタート 大館市大町商店街
■地域に根ざした郷土芸能を復活 二ツ井町商業協同組合
■60年の歴史をもつ夜店 能代市柳町商店街
■恒例の歩行者天国「大町夏まつり」開催 秋田市大町商店街
■「送り盆・夏・アート塾」開催 田中町通り商店会(横手市)
■もっと角館・外町(とまち)を知ってほしい 角館町五商店会連絡協議会
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